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官 有謀先生の足もみ魂を継承する「官足法究楽部」
官足法究楽部
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官足法WEB教室
〜No Ashimomi No Life〜
自揉自足生活のススメ

棒の選び方のヒント
@ 棒先の太さ

棒先の太さによって、刺激が大きく変わります。棒先が細く、足に接する面積が少ないと、少ない力で揉めますが、切られる様な痛みが強くなります。太いほうが切られるような痛みが減りますが、足に接する面積が広いので、効果が出るほどの圧を加えるには、より強い力が必要です。慣れてくれば足の硬さに応じて棒を選べるようになります。

例えば硬いかかとには、先が太い棒では圧が入りにくいので、細い棒先に持ち替えたりするわけです。紙やすりで削って調節できます。グリグリ棒では、一番細い刺激のプラスティックの6 つの突起「グリグリ部」( 地域によっては、王冠、クラウン、などと工夫して呼んでいます)、木の先端の丸い「棒先部」、棒先を寝かせた「側面部」、と工夫次第で色々な刺激で揉むことができるわけです。

A グリップの太さ・長さ

握りやすさは、手の大きさや好みや慣れ等により十人十色です。細かな操作をする時は細く短い方が安定しやすく、押し込む時は太めの方が良いかもしれません。短めの棒を手のひらで押し込む持ち方を好む方もいます。特にペアで揉む場合なら、T 棒や官若棒のタイプが押し込みやすいでしょう。


グリグリ・ヘラ・三角・官若棒・T棒の各棒先
B 材質・重さ

基本は木です。桐は軽く、肌を傷つけにくい等で人気があり、黒檀(こくたん:エボニー材)は重く密度が濃く、持った感触は温かみがあります。
足の表面だけを棒でこするとタコになりやすいのが定説ですが、こすらず点押しだけでもタコになる方もおられます。新足太郎や官若棒などの黒体セラミックの棒や、陰陽ザ五行棒(黒鉛珪石を中心に配合し焼成された手作りの棒)など、セラミック系(焼き物なので落とすと割れます)の棒でタコになった話はまだ聞いていません。素材によるマイナスイオン、遠赤外線効果、密度、重さなど、計り知れない様々な要因により、圧が足の深部に入り、表面の無駄な痛みが軽減されるようです。

C 目的は何か?

棒マニアのコレクターでない限り、むやみに棒を買う必要はありません。グリグリ棒で不満を抱くようになったら、「ではどんな棒だったら良いか?」を考えてから買えば良いのです。あるいは紙やすりで少し削るだけで解決するかもしれません。渋谷ルームでの実際の施術で私が使う棒は、相手の足の状態に応じて使い分けています。なぜなら「揉む負担を減らしながら適切な圧を入れる事」が必要だからです。つまり少しでもエコな揉み方にするため。それが棒選びの目的であり本質でしょう。よく分からなければ、力を抑えたいなら細めの棒やヘラタイプにする。痛みが嫌だから太めの棒をじっくり押し込む。などといった観点から、まずは紙やすりで棒先を削って調整してみることから始めてみるのも良いでしょう。ただし細い棒で痛くて表面だけをこすっていては、タコになる可能性が高いのでご注意下さい。講習会や健康ルームなどで、講師の棒を持たせてもらうと良いでしょう。


T棒・KMR桐棒・あしとも君・五行棒・足太郎・官若棒

足と私の健康 2012年5月号掲載


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