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官 有謀先生の足もみ魂を継承する「官足法究楽部」
官足法究楽部
〒150-0041東京都渋谷区神南
1-4-2-404
電話 03-6825-4005(平日9時~17時)
官先生との出会い

Q:官有謀先生と出会った時のことを教えてください。

行本:1985年の秋頃でしたか、顔なじみだった健康機器販売会社の人たちが、官先生を会社の顧問として紹介しに来られました。
官先生は、娘さんが目黒に留学に来ていたから、目黒かどこかで、シェイプアップローラーという商品の実演販売を見て、お腹ではなく足もみに使うようにと、その会社に助言したのではないかと思いますね。
今の官事務所の水溜所長もその中にいましたね。官先生だけは初対面でした。なのにいきなり僕に「僕の本を出すかどうかを今日中に決めろ。決めるなら30万部刷れ」と言うわけ。「いやいや、本の内容も分からないし、先生がどういう方かもわからない。だから今日決める事も、初版30万部は常識としてあり得ない」と言いました。ただ健康法に関する事は分かっていたわけ。まあ、官先生はとても自信があったね。最後に僕に言ったのは「僕の本はストップが効かないから」と。これほど大言壮語する人を僕は今まで見たこともないという感じでした。
 だけど、話を聞いているうちに、「本物だな」という所があった。僕は健康法の本を沢山出しているから、人の真似したり、自分が身につけてない人たちが、「本を出してくれ」と来る事があるんですが、そんな感じは微塵もなくて、本当にどう言ったら良いのか…自信満々。「素晴らしいんだよ!僕の考えているこの本は」みたいなね。
 先生の話は、西洋医学の部分的な見方の話も交えながら反射区の説明をされました。それがとても新鮮でしたよ。それまでの僕が知っていた先生は、病気の事は置いておいて、こうすれば体がどうなる、みたいな話ばかりで、でも官先生の話は病気との因果関係。反射区を押すわけだからそういう説明になるんだけど、他の先生とは全然違う印象を持ちました。「あ、これ、ひょっとしたら本物かもしれない」と。こういう感じでした。足もみと聞いてもね、その時は全然知らなかったからね、足もんで健康になるなんて、聞いたこともなかったから。
 そうしたら先生が、「百聞は一見にしかず」とか言って僕の足をもみだしたわけだ。棒を出して。1時間半位だったかな。その間ずっと講演会。ここが、胃。あなたは甲状腺が弱い。とか言ってました。のどは悪かったから、いや凄いなと思って。

Q:揉まれた時の印象は?

行本:とにかく痛かった。いきなり。声もつまるほど。「う~痛~っ」て言ったんだけどね、「痛いのは当たり前。悪いから」みたいなことを言ってね。(笑)腎臓から1つずつ説明しながら。こっちは「もうわかりました、わかりました。あとで資料を見ますから」と言っても、「まだわかってない。まだ終わってない」ってず~っとやられたね

Q:周りの方は笑ってましたか?

行本:そう! 喜んで見てました。喜んでる場合じゃない!そんな感じで先生に1時間半位揉んでもらってクタクタになったけどね。でも体がね、なんかね、な~んか軽いんだよ! 軽いと言うのかスッキリしてくるの。あれ~とかいう感じで。 それでライターの女性3名ほどと、何時間も官先生のテープを録って文字にしてもらって、その他の資料も参考にして、最終的に僕が構成を考えて『足の汚れが万病の原因だった』を作ったわけです。
 帰り際に僕は「本は出すことにしましょう。でも30万部は無理ですよ。3万部も売れたら十分ですから」と言いました。ところが先生が亡くなって8年経ってもまだ増刷するという大変な事になっている。夢にも思わなかったです。先生の「ストップが効かないよ」という言葉が、今になって凄い事だと思います。僕が3万部でいいって言ったから、10万部越し、20万部越し、そのたびに先生は「3万部でいいって言うバカな出版社がいる」とか言ってましたよ。(笑)
 その後本がミリオンセラーになり、官先生は若石の台湾本部から「日本での活動は任せます」という内容の承認書を頂いてきました。

取材:足と私の健康編集部 2012年6月14日