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官 有謀先生の足もみ魂を継承する「官足法究楽部」
官足法究楽部
〒150-0041東京都渋谷区神南
1-4-2-404
電話 03-6825-4005(平日9時~17時)
足もみに出会い、子宮筋腫から救われた
埼玉県秩父市 加藤日出子さん

 漢方も手術も全部やめ官足法にかける

 9年前、私は子宮筋腫という病気を患いました。
そのときは本当に辛かったけれど、でもそのおかげで、官足法という人に頼らず、自分で自分の健康を築ける素晴らしい健康法を知り、それが私の生涯の仕事となりました。その経緯をお話したいと思います。

 9年前の私は不正出血が続き、ひどいめまいがして心臓も痛くなり、検査を受けると子宮筋腫と診断されました。医師に「子宮と卵巣の摘出手術をしてホルモン治療をすれば治るよ」と言われましたが、要らない臓器などないはずですから手術は絶対にいや。ホルモン療法も受け入れられず、漢方他さまざまな代替療法や民間療法を試みることにしました。

 そんなおり、ある方から「だまされたと思ってやってみなさい」とすすめられたのが足もみです。この方の知人は、足をもんだらすい臓がんが消えてしまったのだそうです。

 この話を信じてそれから1年、真剣に足をもみ、並行して漢方などありとあらゆることを試しましたが、好結果か出るどころか筋腫はどんどん成長。医師から10センチになったら摘出といわれていたのですが、ついに9.6センチとなり、手術日まで決められてしまいました。当時の状況といえば、不正出血が止まらず、赤血球は通常の3分の1、立つとフラフラして顔色は真っ青でした。

 しかしそれでも私はあきらめませんでした。実際に官足法の施術を受けようと本の巻末に載っている指導者に片っ端から電話をかけると現在施術を行っていないという方が多く、ただひとりOKだったのが官先生の門下第1期生である坂上啓一先生(※故人)です。私は電話を切ってすぐに先生のもとに駆け付け施術を受けました。

 坂上先生の施術はものすごく痛く耐えるのがやっとというものでしたが、施術後は頭がスカッとし、目がパッと開いた感じになりました。体がとても楽になり、出血まで減ったのです。私がそれまで毎日していた足もみとはまるで別のものでした。今までは足をなでさすっていただけ。これでは効果が出ないのですね。先生から「100回さするなら1回ギュッと押せ」と強くもむことを教えていただきました。

足が紫色に腫れるまでもみ、氷水に漬けてはまたもむ日々

 それから毎日狂ったように、反射区図を見ながら足をギュウギュウともみました。1回もむごとに足が紫になって腫れるので、氷に足を漬けて冷やしてはまたもみました。不安になって先生に電話すると、「それでいいんだよ。足を壁に叩き付けても軟らかくしろ。紫になって腫れてを繰り返してよくなるんだ。それでダメなら手術があるんだから」。その言葉をきいて、手術は絶対イヤだ!と泣きながら歯を食いしばり、官先生の理論を心から信じて足をギリギリともみました。官先生も「切腹の気持ちで」と伝えていらっしゃいますね、あの心意気です。

 そのかいあり、4か月ほどすると体がずいぶん楽になってきました。2週間ごとに漢方薬を受けに検診に行っていましたが、筋腫の成長が止まり、赤血球も増えてきたのです。こうなったら「官足法にかける!」と決め、漢方も病院に行くのも止めました。

 そうして1年、無我夢中で足をもんでいたら、筋腫が消えてしまいました。自分で脳下垂体などホルモン系や脾臓の反射区等すべてのしこりを崩すことができたのです。坂上先生の施術を受けたのはその間、3回ほどです。初回はギャーギャー叫んでいたのに、3回目はどんなに強くもまれても全く痛さは無く、このときにはすでに筋腫が消えていたのです

 そのうち近所の方から「手術の日まで決まっていたのに入院しないの?」ときかれ、足もみのことを話すと興味をもつ方が多く、15人ほどを集めて教えることになりました。すると私は全員の不調・・・・頭痛、座骨神経痛、パーキンソン病、糖尿病等をいい当ててしまったのです。それをきっかけに、たくさんの方の足をみる機会に恵まれました。5年近く無償で数100人の足をみて、平成16年に人のすすめもあり、官先生最後の指導員養成講座に参加し資格を取得しました。

縁があり導かれた。足をもむというありがたい天命

 私はかつて保母として働いていました。
子育てを終えたあとは、なぎなたや茶道など数々の趣味を仕事にしようかなどと考えていたそんな矢先の子宮筋腫でした。

 苦しい体験でしたが、この体験があってこそ官足法を知ることができました。今は官足法を広めるために、病気をいただいたのだと感じています。病気をしなかったら、「何でこんな辛い思いをするのだろう」と人生のどん底に落ち込む人間の苦しい心も知らず、官足法に出会うこともなかったのです。

 実は坂上先生とも不思議な縁に結ばれた出会いでした。私は温泉が好きでよく行くのですが、病気になる前ある温泉で年配の見ず知らずの女性に足をもんでいただいたことがあるのです。その方は「私は足をもんでがんがなくなったのよ」と話されたのですが、あとからこの方が坂上先生のお姉様だと知りました。私は坂上先生との縁から足もみに導かれたのだと感じています。

 思い起こしてみると、私は子供の頃から人の足をもんでいました。大好きな叔母の足、柔道をしていた父の足、母が入院したときには周囲の患者さんたちに足湯をして回っていましたから、いつかは「足」に行き着く運命だったのでしょう。

 現在の目標は、一人でも多くの方に官足法を広めることです。痛くて自分でできないと思いがちですが、それを上手に指導し自分で自分の病気を治せることを理解し、みんなに自立してほしいのです。そして自分の足をもんで自分がよくなったら、また他の人に伝えてほしいのです。

 足もみは「出会い触れ合い通い合い」です。この仕事は、人の不調をよくして感謝されるありがたい仕事。人に喜ばれることは最高の幸せです。私はこの仕事を生涯不動の職業として、命尽きるまで続けて行きます。

 私が数100人の方の足から学んだ原理原則は「無駄な痛みは廃し、必要な反射区を的確に適切な手法でもむ」です。まんべんなくもむことを目指して、悪くないところまでガリガリ強くもむことはないのです。もむ必要のある反射区を、適切な強さと手法でもんで反応が起これば、それがよくなる手応えです。つまり、必要な反射区を適切にもんで起きた痛みは有効反応です。痛みが脳に刺激として伝わり、脳が自然治癒力を発動する指令を発するようになるのです。これは官先生から少し離れた個人的な考え方です。

 それに加えて、ふくらはぎをよくもむこと。栄養も老廃物も運ぶ器官であり、入るところと出るところである血管も重要ポイントです。足裏に血管が浮き上がると全身に血液が回るようになります。

 最近の顕著な例としては、62歳のパーキンソン病の方の例があります。前傾姿勢になりすり足で歩いていたのですが、直立姿勢で普通に歩けるようになりました。毎週足をもむと1週毎に良くなり今は顔色もよく「再び車の運転をしたい」と、とても意欲的です。その他、小児ゼンソク、糖尿病、膠原病、胃がん、前立腺がん、サルコイドーシス病、多系統萎縮小など3~4か月でよい結果が出てきています。