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官 有謀先生の足もみ魂を継承する「官足法究楽部」
官足法究楽部
〒150-0041東京都渋谷区神南
1-4-2-404
電話 03-6825-4005(平日9時~17時)
官先生の遺したもの ~行本会長が語る官有謀先生~
 4 「世界に誇るべき鼻緒の文化」
 
 官先生は『日本に、世界中どこもない凄い文化がある。それを日本の人、アメリカカブって捨てた。それは鼻緒の文化!』と講演会でいつも話しておられま
した。つまり『今の日本人はアメリカ被れで、なんでも欧米文化を有り難がる。日本には捨ててしまった世界に誇るべき文化がある。それは下駄、草履、地下足袋などの鼻緒の文化です。』ということです。

(※官先生の言霊「日本の履物は世界一!」はこちら)

 官先生は、外国からお客さんがみえると必ず下駄を買っておいて、『日本の文化、お土産です。』と渡しておられました。勿論、大変珍しがって喜んで帰られます。

 私はこの意を酌んで「すたこらさん」という鼻緒靴(中が地下足袋のようになっている)を作りました。履きやすく健康に良いということで、約7000 足程会員の皆さんに買っていただきました。

 ところが残念ながら、生産を中国でしていたために、大手の靴メーカーに圧されて製造中止となりました。誠に残念な気持ちでいっぱいです。

足と私の健康 2014年4月号掲載

 45「官先生と奇跡」
 
 自分の健康は自分で守る。つまり自分の足は自分で揉む。ということで出発した官足法は、普及のためのセミナーを中心にして「官有謀先生の足の超健康法」という謳い文句で全国展開をしました。

 講演の中で官先生は「私は惜しげも無く全部この本で明かした。だからちゃんと読めば誰でも自分で出来る」と言い切り、3時間の講演会も誰一人として帰る人のいない熱気に溢れるものでした。

 官足法が大評判になってくると不都合なことも起こってきました。俄(にわか)足もみ先生
が続出したのです。曰く「私は官足法の官先生
に会ったことがある」「先生に直接足を揉んで
もらった」「勉強をした」などなど、他人の足
を揉む人たちが次々出てきたのです。
実態は先生に会ったことがあると言うのはセ
ミナー会場で講演を聞いただけ、揉んでもらっ
たというのは会場で楽屋に押しかけてちょっと
ふくらはぎを触られただけ、勉強をしたという
のは、本を読んでその気になっただけ、といっ
たような具合で、お金をとらないで親切の範囲
で揉んであげるならまだしも、お金を取ったり、
自己流で間違ったことを教えたりということに
なると正しい官足法がどこかで間違ったものと
なってしまいます。そこで「官足法の勉強をし
たい」という人たちにもっと詳しい勉強会をと
いうことで官足法の先生を養成する講座が始ま
ったのです。
以上のような経緯で、官先生はほとんど他人
の足は揉みませんでした。ところが官足法がど
んどん評判になってテレビなどに出るようにな
ると、政治家、タレント、実業家など著名人が
訪ねてくるようになリました。
その中で、ある有名人のお孫さんで小児麻痺
の女の子がいました。(当時3歳ぐらい)勿論
有名な大学病院にかかっていて、その担当医か
ら「これは脳から来る麻痺(脳性麻痺)で、一
生車椅子が必要です」と言われていたのです。
官先生は東京にいて時間のある限りこの子の家
にいって、泣き叫ぶ子供に施術をし続けました。
硬くなって萎縮しきっている筋肉をほぐしてい
くのですから、もまれる方は痛いし、家族も「も
うやめて」と毎回涙ぐんでおられたそうです。
ところがだんだん歩けるようになったばかり
か、幼稚園の運動会で、かけっこが出来るように
なったのだそうです。家族の喜びは如何ばかり
だったでしょう。それだけではありません。ピア
ノの練習ができるようになったのだそうです。先
天性の小児麻痺の子がここまで回復したのです。
こうして次々と官先生の奇跡は続きました。
有名な女優、大会社の創業者、政治家などなど
数え上げればきりがありません。

足と私の健康 2014年5月号掲載